スマホ写真が大きすぎて送れない。まずはブラウザ内で処理してみる
写真の圧縮、切り抜き、サイズ変更、形式変換をDocCrunchでローカル処理。背景削除やOCRの便利な点と、仕上がりを確認したい点を紹介します。
先週、友人のお店の商品写真を手伝った。届いたのはスマホで撮ったままの写真が二十数枚。1枚7〜8MBあり、メールにまとめて添付しようとすると容量オーバーになった。友人は圧縮サイトも試していた。ファイルは小さくなったものの、ダウンロード時にログインを求められ、無料枠は「本日あと3枚」だったそうだ。
こういうときは、つい別のサイトを探してファイルを選んでしまう。送信が終わってから、写真の隅の住所や、机の上の契約書を思い出す。最近は、まずブラウザ内で済む方法を試すようになった。ちょっとした作業なら、DocCrunchの画像圧縮から始めている。
まず容量を減らして、仕上がりを見る
圧縮できるのはJPG、PNG、WebP。1回に最大30枚、1枚25MB未満で、処理は自分のブラウザ内で行われる。元の形式とピクセル数は保たれるので、幅や高さを変える場合は別の操作になる。
設定は画質優先、バランス重視、容量優先の3段階。メッセージやプレゼン用なら、まず中間の設定を試す。サイトに載せる商品写真は画質を優先し、輪郭や質感を拡大して見る。強い圧縮は添付容量が厳しいとき用で、小さな文字には特に注意したい。印刷用なら、設定名だけで判断せず、印刷所の解像度や色の指定を確認する。
JPGやWebPは品質を調整して再エンコードし、PNGは色数を減らす。どれだけ軽くなるかは元画像次第で、圧縮済みの画像はあまり変わらないこともある。再エンコード後のほうが大きい場合、ツールは元ファイルを残す。自分でも原本は保存しておき、送るのは軽くしたコピーにしている。アニメーションには専用のGIF圧縮やGIF切り抜きを使う。
容量ではなく、ピクセル数の問題かもしれない
お店の指定が800×800ピクセルで、写真の長辺が4,000ピクセルなら、容量を圧縮するだけでは足りない。先に画像切り抜きで正方形の構図を決め、画像サイズ変更で指定の寸法に合わせる。縦横比が合っている写真は、長辺を基準にまとめて縮小できる。向きがおかしい写真には画像回転もある。
Photoshopでももちろんできる。すでに開いているなら、そのまま使えばいい。ブラウザが便利なのは、数枚だけ直したいようなときだ。
背景を消したら、輪郭を確認する
背景削除はブラウザ内でモデルを動かし、写真をサーバーへ送らずに透明PNGを書き出せる。初回はモデルのダウンロードと初期化で待つことがある。
背景が単純で、被写体の輪郭がはっきりしている写真なら試しやすい。髪の毛、ガラス、半透明の包装は拡大して確認したい。白い縁が残ったり、商品の角まで消えたりすることがある。
画像拡大もローカル処理で、4倍拡大に対応している。ただし、補われた細部が本物とは限らない。ぼけた番号がくっきり見えるようになっても、正確に読めたとは言えない。用途によっては、もっと良い原画像や専門ソフトが必要になる。
最後に引っかかるのはファイル形式
画像形式変換にはJPG、PNG、WebP、AVIFの出力候補がある。書き出せる形式はブラウザのエンコード対応に左右されるため、非対応の表示が出たら別の対応形式を選ぶ。透明背景を残すならJPGは避ける。HEICの写真は、先にJPGかPNGとして書き出しておく。
ひとつの資料にまとめるなら画像からPDF。編集できる文章や表が必要なら、画像からWordと画像からExcelがOCRで文字を読み取る。斜めの紙、反射、文字に重なった印影は誤認識の原因になる。金額、日付、名前、品番は原画像と照合している。入力を省けても、確認までは省けない。
必要な作業だけでいい
寸法指定があれば切り抜きとサイズ変更から。添付容量だけが問題なら圧縮から。背景削除やPDF化は必要になったら行い、次のツールでファイルを選び直す。
ローカル処理なら、これらの作業で原画像を処理用サーバーに渡さずに済む。ただ、古いパソコンで大きな画像を大量に扱えば重くなるし、モデルの読み込みにも時間がかかる。RAW、厳密な色管理、レイヤーを使う修整は専門ソフト向きだ。ブラウザ拡張、共有パソコン、完成後の送信先まで安全になるわけでもない。
まずは2〜3枚だけ圧縮してみる。容量と細部を見てから、残りをどう処理するか決めればいい。
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これらのツールは可能な限りブラウザ内でローカル実行され、ファイルをサーバーへアップロードする必要がありません。